旅の報告43
USAアラスカ・26氷河クルーズ/旅のレポート
2013年7月(7/7〜7/11)に、5日間でアラスカに出かけたお客様からのレポートです。
親子でのアラスカ二人旅。日本発着5日間の短期間ですが、カトマイ国立公園へのベアー・ウォッチングと氷河クルーズに参加されました。ここでは「26氷河クルーズ」のお話です。
この旅は
飛行機に乗るのも初めて
外国へ行くのも初めての私が
娘(さすがに飛行機は体験済み)と二人でアラスカまで行ってきました。
カトマイ国立公園でクマさんと対面した翌日は、アンカレッジから日帰りで氷河クルーズを楽しみました。
26氷河クルーズ
3日目はこの船に乗って、氷河を見に行きました。
アンカレッジ朝9時半発のMAGIC BUSという観光バスに乗って港まで約2時間。
途中、景色の良いところや氷河を見られるところで、休憩しながらのドライブ。
ドライバーのGREGさんはガイドも兼ねるベテランさん。
右手でマイクを持ってしゃべりながら左手だけです〜いす〜い運転します。
かなり飛ばしているので怖かった〜!
途中ドライブインで降りて、11時までに戻って来いといわれ
買い物などして戻ってみたらバスがいません。
置いていくはずがないと思うものの、もしやと不安になってしまいます。
11時きっかりにバスが見えたときはホッとしました。
バスは、近くのホテルのお客さんを乗せるためにちょっとそこまで行ったのでした。
立て板に水の英語がわからないので、こういう余計な心配をすることになります。
さて、このクルーズは約5時間かけてWhittierから出航し
氷河をはじめラッコやトド、カモメなどをみることができます。
降る雪の量が年々少なくなっているために
以前は2000以上もあった氷河も、いまは200あまりに減ってしまったそうです。
船は窓が広く、どこの席からも外がよく見えます。
はじめのうちはみな着席していましたが、じきにデッキに出て楽しむ人がほとんどです。
昨日とは打って変わって、願ってもないいいお天気に恵まれました。
でもさすがに北国、空気はひんやりしています。
フィヨルドの風
雪を頂いた山々
すがすがしい空気
景色は見飽きることがありません。
とくにこの子たちは…
ラッコです。
本来はこんなに広〜いところにいるんですねぇ!
水もさぞかし冷たいことでしょう。
いくつもの群れがおなじみのスタイルでぷかりぷかりと
浮かんでいるのか泳いでいるのか
ときおり急にもぐっていきます。
この船に驚いてあわてて横泳ぎで逃げていくのもいます。
私たちが座ったのは左舷の窓際の6人掛けのテーブルで
相客は4人のアメリカの子供たちでした。
軽食つきのクルーズで出てきたのはこちら…
フライドフィッシュとなんとつけあわせにポテトチップス。
このところポテトと揚げ物に出会わない日はありません。
いささか食傷気味です。
さて飲み物は?
お湯は自由に使えるらしい…
見回すと窓際にスプーンやらティーバッグやら砂糖やら
ひとまとめに置いてあります。
4人の子供のうち一番年上に見える、声変わりしかけているような男の子に
ティーバッグを取ってくれるように頼みました。
リプトンのティーバッグが見えたので、それをとってくれるとばかり思っていたのですが…
なかなかわたしてくれません。
なにか一生懸命探しています。
手渡してくれたものはなんと日本茶のティーバッグでした。
私たちを日本人と見て、わざわざ探してくれたのでした。
もちろんとびきり愛想よく Thank You と言いましたとも!
船に乗っている子どもたちは薄い冊子をみな持っていて
クルーの人たちが氷河について説明するのを聞いて
問題を解いたり、知識を得たりしているのです。
降りる前に『花丸』を付けてもらうために列ができていました。
いくつもの氷河を見た後で
いよいよメインイベント、サプライズ氷河とご対面です。
数々の氷河が後退するなかで、今も成長を続けているという大氷河です。
よく轟音をたてて海に崩落するというので『サプライズ』と命名されたそうです。
残念ながら、轟音は聞けませんでしたが
小さく崩落するところを目撃しました。
それにしてもこの青い色。
glacier blueというのだそうです。きれいです。
船の周りは崩れた氷がざくざく浮かび、空気もひんやりしています。
幼い男の子が船のてすりから体を乗り出そうとしました。
お母さんがあわててつかんで引き戻し
「これはホットウォーターではないのよ。氷が浮かんでいるでしょ。」
まわりの大人たちがヒヤリとした瞬間でした。
Whittierに帰港間近、夕方の5時半ごろ
いやにカモメが多くなってきたなぁとぼんやり思っていたら…
港近くのこの崖はカモメたちのねぐらなんですね。
数えられないたくさんのカモメが集まってく来るは来るは…
波にちゃっぷちゃっぷ浮かんでいるもの
はやばやと泊まる場所を確保するもの
まだまだ飛んでいたいもの…
とはいえ白夜です、5時半とはいえ太陽はまだ真上。
アンカレッジの街中でも
24時間カモメの鳴く声がとぎれることはありませんでした。
こんな明るい中でカモメさん、寝むれるのでしょうか?
この前にアンカレッジから日帰りで訪ねた「カトマイ国立公園・ベアウォッチング」のお話
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