旅の報告33/モロッコ
サハラ砂漠キャメル・トレッキング8日間
夏休みに砂漠でキャンプをしてラクダで旅をしたいというご相談をいただき、手配したご旅行です。30代の男性が1名でモロッコのサハラ砂漠のご旅行をされました。
灼熱の砂漠、様々な色を魅せるマラケシュのスーク、雑草のように至る所に生い茂るサボテン、広大な荒野が広がるアトラス山脈、流れ星が舞い散る満天の夜空、そして温厚で人懐っこいモロッコ人達… モロッコは色んな魅力を持った国でした。
真夏のモロッコはホントに暑い!
アトラス山脈を越えた砂漠の町は日中45度を越えることもあります。でもそんな所だからこそ日本では味わえないサハラらしい、新鮮な体験ができました。
モロッコは全般的に治安のいい国でした。町の入り口には警官が立っていて、夜の一人歩きでも全く不安を感じずにいられました。モロッコ料理はクスクスやタジン、ラクダ肉、フレッシュフルーツなど、何でも美味しかったです。フルーツジュースは特に最高。フナ広場で何杯も飲んでました。
ザゴラのキャメルトレッキング
そもそもの今回の旅の目的は「砂漠に行ってラクダで旅をしたい」でした。でも真夏の砂漠なんて大丈夫だろうか…とちょっと不安でした。確かに昼間はクラクラするくらい強烈な突き刺すような陽射しと熱気でしたが、空気が乾燥しているので、日陰に入れば日中過ごすのは問題ありませんでした(昼~16時頃までは日陰で休んでいた)。
出発時は1人でしたが、1日目は夜のキャンプで11人と合流、2日目は昼前に13人のグループと合流しました。満点の夜空を見上げながら世界各地の旅行者と旅話に花を咲かせていました。夜になるとガイド達が打楽器を使いながら現地の歌を披露してくれました。涼しくなった空気とテンポの良いアフリカンミュージックが心地いい。何より1分に1回くらい流れ星を見ることができる、プラネタリウムのような星空は感動的でした。
夜の砂漠は冷えると聞いてましたが、そんな事はなかったです。夜中で30度くらい、朝でも25度くらいありました。風が気持ちよい為、みんな外で寝てました。
日の出は5:50。荒野に映える朝日は素晴らしい。
サハラは朝、昼、夜と様々な顔を見せてくれました。
マラケシュ・フナ広場とスーク巡り
モロッコといえばマラケシュ、マラケシュといえばフナ広場というくらいモロッコでは有名な場所。大道芸人が昼間から賑やかで、フルーツジュースの屋台のジュースはホント美味。オレンジジュース(一杯4DH)は是非飲んで欲しいです。大道芸人はチップを要求してきますが、楽しめたらチップをあげるのもいいんじゃないかなと思います。夜は屋台で大賑わい。色んな呼び込みが激しいですが、せっかくだからと地元の人が集まってる屋台を選んで食べてました。地元民中心の屋台と観光客中心の屋台とあるので、それはお好みで。
日本人観光客が多いのか、色んな人から日本語で声をかけられました。「コンニチワー」「アリガトー」「高田馬場(?)」「わかちこわかちこー(少々古い)」「そんなの関係ねぇ!(ドヤ顔)」…など(笑)。言ってる本人は意味も分かってないんでしょうけど、楽しく聞き流してました。そういえば、ラクダツアーで会った中国人が「フナ広場ではみんな日本語で話しかけてきてちょっと困った」なんて言ってました。
フナ広場の後ろに控える、迷路にも例えられるスーク巡りにも挑戦。スークの中には1000もの店があるそう。
バブーシュ、革製品、銀細工、絨毯など、買わなかったけど見ているだけでも楽しかったです。たいがい迷うでしょうが、迷ってもそこら中に「自称ガイド」がいるので、案内してもらえばOK。ガイド料いくら?と聞くと200DHとか言い出すので、笑顔で20DH出して去って行けば問題無し。
持って行って良かった思うのは、カメラを砂から守るもの(ジップロックとか。僕の場合はダイビング用のハウジングを持って行きました)、冷感グッズ、スポーツドリンクの粉末、日本のお菓子(ツアーの人と仲良くなれる)など。逆にいらなかったのが、防寒着(夜は寒いと聞いていたので)、蚊避けグッズ(一度も刺されず)でした。
夏のサハラ、色んな体験が待ってます。とんでもなく暑いですが、それこそサハラの醍醐味。一度は体感して欲しいですね。(以上です)
モロッコ●(2012年 8/10発)
サハラ砂漠キャメル・トレッキングとマラケシュ滞在8日間
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