旅の報告(2015年1月)
ニュージーランド・ルートバーントラック
2015年の1月(1/5発)に、ニュージーランドのミルフォードトラック、およびルートバーンのトレッキング(ガイドウォーク)、さらにマウントクックのハイキングへと女性2名で出かけたお客様から、写真と感想をいただいたのでご紹介させていただきます。
ルートバーン・トラック
「Routeburn Track」(2015年1月)
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1日目
テ・アナウ~(バス移動~)ディバイド~マッケンジーロッジ(13 km)
ミルフォード・トラックから連続してルートバーン・トラックを歩く私たち。
前夜はテ・アナウのホテルに滞在していたので、ルートバーン・トラックのトレッキング初日は、「キウイ・カントリー」(お土産屋さん)でクイーンズタウンからバスで来たメンバーと合流
モーニングティーの後、簡単な自己紹介をして登山口の「ディバイド」へとバス移動です。
「ルートバン・トラック」参加者は25名。その内、日本人は福岡の山岳会7名と私達2人の9名でした。
そしてガイドは3名の女性で、内1名が日本人でした。
「ディバイド」でランチのサンドイッチと行動食をいただき出発です。
雨に洗われた森は、瑞々しく緑が鮮やかです。
ザックをデポして「キーサミット919m」へ
緩い九十九折を登って行くと、ガスの晴れ間に尖がったお山が見えた。
「マッターホルン」みたい~って、ここはNZ
「キーサミット」はリビングストン山脈の最北端に位置する高層湿原大地、周囲の山と谷を360度見渡せる展望地。
山頂は霧をまとい、山座同定は出来ませんでしたが素晴らしい眺めでした。
「ハンデン小屋」へ下り「ハンデン湖」の畔でランチ
ミルフォードトラックとはまた違った趣
ちなみに枝沢から出てる水は、飲料OK です。
木道を歩いて湿原を渡り、樹林帯の中を歩き、落差80m「アーランド滝」へ
ここはコースの中で最も降水量が多い場所。滝周辺が洪水になることもあり、その時は迂回路を歩くそうです。
昨夜の雨で、水量が増し飛沫が凄い。立ち止まると濡れ鼠になる勢いでした。
「ホリフォード谷」対岸の「ダーラン山脈」です。
右側は急斜面、左側はブナ原生林。「オーチャード」までは平坦な道が続く
マッケンジー小屋に着き、部屋に荷物を置いて「マッケンジー湖」へお散歩
湖では泳ぐことができ、風が無ければ「逆さエミリーピーク」が映るそうです。
小屋に戻るとシャワーに洗濯
ミルフォード・トラックの経験があるので手馴れたものです。
そしてお決まりのビール
ちなみに「ミルフォード」「ルートバン」共、小屋に着いた後、食事の前までに出る「おつまみ」は無料です。
今日のディナーはチキンをチョイス。
しかし、野菜はインゲン攻めでした。
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2日目
ハリスサドル~コニカルヒル~フォールズ小屋(15 km)
昼食のピタパン・サンドイッチを作りながら朝食。
トースト、シリアル、ヨーグルト、フルーツなどなど
身支度したら「マッケンジー湖」へ行き集合写真を撮る。
今日もよい天気!
湖の西南端から高度差 600 m を登る。
登り切るとこんな景色
そして「オーシャンピークコーナー」へ
「ハリス・サドル」までは平坦な山腹沿いの道、霧が晴れていれば「ホリフォード谷」を隔てて「ダーラン山脈」を見ながらの山岳展望トレッキングなのですが、雲海の中で展望無し。
でも、沢山の花を見ながらのトレッキングは暑すぎず、日焼けが少し抑えられたかな
あの丘を超えれば「ハリス・サドル」
ランチを食べたらザックをデポして、ルートバン・トラック隋一の展望の「コニカルヒル」へ。
標高は 1,515 m
このルートは急登だけど、日本の山によくある感じ。日本の山屋には普通って感じですね
ひと登りすると「ハリス湖」を見下ろす「ルックポイント」
もうひと登りで丘の上。山頂でなく丘です。
そして、そこには叫びたくなる絶景がありました。
雲海に浮かぶ「ダーラン山脈」!
絶景を堪能したら、ハリスサドルの小屋まで下ってオレンジジュースでアミノ酸を流し込み、ザックを背負って出発
「ハリス湖」をぐるっと回り込みます。
高層湿原地帯へ下って行く途中「マウントクックリリー」が咲いていました。
ほとんどは花が終わって実をつけていました。
葉は「ツワブキ」に似てますが切れ目が無く、カップのような形状です。
今宵の山小屋、ルートバーン・フォールズ小屋は、滝の直ぐ側にあります。
いつものように、シャワー、洗濯を済ませてビール
夕食はラム肉をチョイス。
そして、デザートは名物のパンケーキ。ただし簡単にはいただけない。
パンケーキを、お皿でキャッチしなきゃならないのです
皆、お皿を持ってガイドが投げるパンケーキをキャッチしました。
以前は、受け損なったパンケーキは少し焼いて食べていたそうですが、今は食べる用と投げる用のパンケーキが用意されていて、落ちたパンケーキは食べません。
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3日目
ルートバンフラット小屋~フォージーフラット~ルートバンエンド(10 km)
今日の出発は 09:30 とゆっくり。
たっぷり時間があるので朝の散歩に出た。
辺りは霧が深くしっとり、水の流れだけが響いていた。
いつものように昼食用サンドイッチを作り、コーヒー飲んで、焼きたてのクロワッサンとスクランブルエッグの朝食。
結構な距離を歩いてきたので、脚の張りはあるけれで、今日で終わると思うと、とても寂しい。
樹林帯の緩やかな下りを歩き振り返ると、木々の間から見える小屋がとてもステキに見えた。
「ルートバーン・トラック」は多くのハイカーとすれ違った。
「Hi!」「Hello!」と、声をかけると「Hi!」「Hello!」「How are You」と返ってくる。
道を譲ると「Thank you」。譲られて「Thank You」と言うと「You’re welcome!」
外国に来てるんだ~って、しみじみ
川原にてランチ
冷たくて綺麗な川に、ガイドの Tintin とJo が飛び込んだ。
恒例らしいが、風邪ひかないようにね。
野鳥観察ができる森林探索コースを歩いて、ニュージーランド固有種である「イエローヘッド」を探すが見つからず。
橋を渡って「ルートバン・ロードエンド」へ到着
お疲れ様~。
みんな元気にゴールイン!
バスに乗って、ガイドの Tintinの出身地「グレノーキー」へ
「フレンチフライ」が振舞われ、ここで完歩証の授与式
そして、バスに乗り込み、一路クイーンズタウンへと帰ります。
異国の方と一緒に歩き、ご飯を食べたトレッキングの日々は、楽しかった。
終わってしまうなんて寂しいよ~
クイーンズタウン到着後、ハグしてさよならしました。
また何処かで会いましょう
ホテルへチェックインして街へ出る。
ガイドさんに聞いた「Fishubone」という店でブルーコットという魚の「フィッシュ&チップス」で夕食。
これまたボリュームがあり、二人ででひと皿で充分でした。
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ニュージーランド(個人旅行手配)11〜4月発
〇 ルートバーン・トラック・トレッキング7日間
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