Column 16
安藤正康さんのアラスカの話 4/26氷河クルーズとキーナイ・フィヨルド国立公園クルーズ
アンカレッジから日帰りで出かけるお勧めのオプションは、キーナイ半島での日帰りクルーズでしょう。その中でも代表的な2つのクルーズがウイッティア発着の26氷河クルーズと、スワード発着のキーナイ・フィヨルド国立公園クルーズだと思います。では、その違いは何でしょうか?
26氷河クルーズ
Phillips’ Cruises & Tours 主催のこのクルーズは、氷河三昧の一日を過ごすことができる、ウィッティア発着で約4時間半のクルーズです。このクルーズで訪ねる主な氷河群は、バリー、コックス、カスケードの3つの氷河が集まって流れ出している壮大な氷河群と、良く崩れると言われるサプライズ氷河、またはハリマン氷河です。
野性動物については、ラッコやアザラシの他、ミツユビカモメの群れなどの海鳥を見るチャンスがあります。そして、このクルーズは、ポート・ウェルズといううねりや波があまりない静かな内海を走りますので、船が大きくゆれる心配はあまりなく、船酔いの心配も少ないクルーズだと思います。
こちらのクルーズは、ホットミールのランチつきで、例えば白身魚のフィッシュ&チップスなどのアラスカ名物料理ですが、魚が苦手な人は、他のメニュー選択もできるのでご安心ください。
キーナイ・フィヨルド国立公園クルーズ
Kenai Fjords Tours 主催のこのクルーズは、特に海の野性動物ウォッチングをテーマにしたスワード発着約 6時間 のクルーズです。このクルーズでは、一般的にラッコ、トド、アザラシ、パフィン、海鵜、ミヤコドリ、白頭ワシなどが見られ、時にはこの付近に定住しているシャチを見かけることもあります。また、ザトウクジラなど回遊しているヒゲクジラ科の鯨を見る確率も高いです。
氷河については、ホールゲート氷河またはアイアリック氷河の河口に近づくので、氷河も同時に楽しめます。運良く氷河が崩れる時に遭
遇すると、氷河の崩落を目の当たりにすることができます。なお、このクルーズのコースは、一部、外洋に繋がっている場所を通るため、その際は、うねりで揺れることがあります。
こちらのクルーズのランチは、サンドイッチなどの軽食となります。
さぁ、あなたはどんなクルーズがお好みですか?どちらもアラスカの大自然を手軽に楽しむオプションとしてはお勧めできると思います。
(アラスカの達人/安藤 正康)
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