旅の報告(2016年12月)北海道/天狗平&白滝高原
犬ぞり満喫ウインター・サファリ
スタッフ・レポート「その1」
2016年の12月中旬に、ワイルド・ナビゲーションのスタッフが研修で出かけた北海道の犬ぞりツアー。お客さんと同じ新鮮な目線での犬ぞりレポートです。
12月中旬の北海道は寒波が来ていて氷点下10℃以下まで冷え込む天候の中、私にとって初めての犬ぞり体験は始まりました。
今回は旭川市内に前泊をして、JR で白滝駅まで約1時間。小さな駅舎に降り立つとガイドさんが迎えに来てくれていました。
車で10分程で廃校になった小学校に到着。小学校の元保健室が更衣室になっていて、レンタル用のウエアも全てここに揃えられています。
あたたかそうなレンタルウェア
レンタルブーツ
しっかりした防寒着に着替えたら、校舎の裏の森の中にあるゲル「ワイルドヘブン」へ移動。ここが犬ぞりウインターサファリの「宿」です。
ゲルに荷物を置いたら、早速、犬たちの元へと移動します。
ゲル「ワイルドヘブン」が入った大きなテント
人懐っこい犬
犬達と会った瞬間から、その喜び様がすごい!
初めて会ったのに、引きちぎれんばかりにしっぽを振って、早く自分の所に来てくれと走りまくってジャンプしまくって・・・
近づくと後ろ足で立ってじゃれてきます。顔を舐めてくる犬も。どの犬も人懐こくてかわいい。
ガイドの説明を受ける
ソリの乗り方
さて、犬ぞり初心者の私たちなので、まずはソリの乗り方、ブレーキのかけ方、声のかけ方のレクチャーを受けます。
そして、今日、一緒に走る犬を一匹ずつリードで連れてきます。連れてくる時は、雌犬同士はケンカするのでなるべく近づけないように注意しなければならないそうです。
シーズン始めということもあって、犬達は走りたくてたまらない様子。ジャンプしたり吠えたりして自分を走らせてくれと猛アピールしてきます。一方、リードで連れて来られた犬は、走れることがわかって一安心。冷静になります。
「走りたいよー」
本日のそり犬チーム、発表!
自分のチームの犬が揃ったら、ハーネスの付け方のレクチャーを受け、自分たちでハーネスをつけます。
リードやハーネスをつける時は厚手の手袋では扱いづらいので、薄手の手袋を使います。レンタルの厚手の手袋は指先も動かしやすく、耐水・防寒もしっかりしていてとても良いものでした。
最初は戸惑いましたが、後ろから犬にまたがってやると、犬が動けないのでおとなしくなり、ハーネスがつけやすいことを発見。ベテランの犬はハーネスを着け方を分かっているので、自ら片足ずつあげてくれるので着せやすいです。
ハーネス(胴輪)の装着
さっそく練習
犬をソリにつないだら、実践練習。敷地内に作られた500 mほどの周回コースを、ガイドさんの4駆のバギーの先導で1周ずつ回ります。
私は、早速カーブを曲がりきれず転ぴましたが、雪がサラサラのフカフカなので全く痛くなかったです。むしろ思い切り雪にダイブして楽しいくらい。私は何も考えずにただ突っ立って乗ってしまっていたのだけれど、カーブの時は少し体重移動するだけで上手く曲がれるということはすぐ後にわかりました。
練習が終わったらランチです。
昨シーズンまでの直径4.5mのゲルを、今年から直径6mのゲルにしたとのことで、中はとても広く快適です。このゲルは数日前に完成したばかりで、私たちがお客さん第1号!
大きな白いテントの中にゲルを置いている形の2重構造で、断熱・防寒がしっかりとされています。薪ストーブを焚くと半袖で過ごせるくらい暖かくなります。断熱材も今シーズンから2重にしたそうで、その効果もあってか、外は氷点下10℃くらいの気温なのに、ゲルの中は思わず「暑い」と言ってしまうほど。ゲルの中で過ごす用に、薄手の部屋着があると良いでしょう。
今日のランチはボロネーゼ
ビールはゲルの外で冷やす
今日のランチは鹿肉のボロネーゼ。とっても美味しかったです。
食器もいちいち可愛くて、お茶を飲む木の器はガイドさんのお友達の手造りとのこと。
薪ストーブの上にやかんを置いておくと、あっという間にお湯ができるので温かいお茶ももちろん飲めます。
ちなみに、ゲルの外(=大きな白いテントの中)にビールを置いておくだけで冷蔵庫代わりになります。
食後はいよいよフィールドへ犬ゾリで出かけますが、お伝えたいしたいことが沢山あって長くなったので、レポート「その2」に続きます。
☆スタッフ・レポート「その2」へ→
北海道・遠軽町/天狗平&白滝高原 12〜3月発
☆犬ぞり満喫ウインター・サファリ3日間
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