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旅の報告(2016年12月)北海道/天狗平&白滝高原
犬ぞり満喫ウインター・サファリ
スタッフ・レポート「その2」

2016年の12月中旬に、ワイルド・ナビゲーションのスタッフが研修で出かけた北海道の犬ぞりツアー。お客さんと同じ新鮮な目線での犬ぞりレポート「その2」。

いよいよ本格犬ぞりがスタートしました。

さて、犬ぞりウインター・サファリ初日の午後。美味しいランチを食べて、いよいよフィールドへ犬ゾリで出かけます。

自分のチームのメンバー表を確認しながら、1台のソリに4頭ずつつないで準備完了。
早速、スタート!

今日は天気も良く、犬たちも軽快に走り始めました。
…が、上り坂になるとやはり重たいようで犬達も減速。そんな時は自分もソリから降りて一緒に走ってソリを押します。
すると犬達もまた少しスピードアップするのですが、パウダースノーのトレイルなので足がズボッと雪に入ってしまい走るのもなかなか大変で、日頃から運動不足の私には堪えます。

もう無理~と思ってソリに乗ってしまうと、当然、犬たちは気づくのでまた減速・・・。
それでもソリに乗ったままだと、「重いんですけど~」と後ろを振り返ります。
仕方なくまた降りて補助。その繰り返しです。気づいたら結構汗をかいてました。久しぶりに運動した~!って感じです。

慣れてくると、上り坂でもまるでソリに乗っていないかのように犬たちが軽快に走ってくれるようになるそうですが、そうなるまでには、もっと犬ぞりに乗って犬と心を通じ合わせなければなりません。

時々止まって小休憩をする時には、すぐにソリから降り、まず先頭のリーダー犬のところにいって褒めてやります。
それからサブリーダー犬、後ろの2匹も必ず褒めてあげます。
この時に犬がしっぽを振っているかどうかで、犬が認めてくれているかどうか、上手く走ってくれるかどうかの見極めになるそうです。
また、犬にも性格があって、厳しく言った方がいい犬もいれば、とにかく褒めた方が伸びる犬もいるそうです。

見晴らしの良い「天狗平」まで行くと、美しく広がる雪原と夕焼けに感動。
この雪原の中を突っ切って走りたかったですが、今回は時間と体力面から断念して帰路につきました。

下り坂になると犬達はスピードアップして楽しそうに走ります。
道を覚えているので、もうすぐ帰れる。帰ったら美味しいエサが待っている。と分かっているから早く帰りたいみたい。
そして、下りは乗っているだけで良いので私も楽です。

真っ直ぐの道では景色を楽しむ余裕もありますが、カーブはやっぱりまだ慎重になります。
急カーブの時は減速しなければ曲がり切れないので、上手くブレーキを使ってスピードを調整します。

一緒に記念撮影

犬と自分だけの空間

前後のソリと離れて姿が見えないと、誰もいない雪山の中を自分と犬達だけが貸切で走っている感覚になります。
先導のガイドさんのバギーや、前を行く犬ゾリが見えなくなっても、犬たちは道を覚えているので、私はただ乗っていれば良いだけ。最高の気分です。

12月中旬は日が暮れるのも早いので、最後はヘッドランプをつけて、先頭の犬あたりを照らします。上り坂の時は長く感じましたが、終わってみればあっという間に帰ってきてしまった印象です。

「もうすぐ夕食だ」

大好物の鹿肉

到着後、犬達をソリから移動させて、ハーネスをはずすところまで自分達でやってからゲルへ。
しばらくゆっくりしていたら、ガイドさんに呼ばれて犬達の食事タイム。
もちろん犬達は大喜びで、またジャンプしたり吠えたりと待ちきれない様子。
凍ったままの鹿肉にかぶりつくと、とたんに静かになりました。

村林シェフ

釜で炊いたご飯も美味

私たちの夕食は、またまたガイドの村林さんの美味しい料理が沢山。
この日の夜のメインはホッキとホッケのフライです。

昨シーズンまではゲルが小さかったので、村林さんは寒い中、外で一人で料理をしていたそうですが、今シーズンからは広くて暖かいゲルの中で私たちとお話をしながら料理できます。

道具もばっちり。せいろや釜、鍋も沢山そろっているし、フライもゲルの中で揚げていました。
そして、ゲルの外で冷やしていたお酒も美味しい。常連さんは飲みたいお酒を前もって送ってくるのだそうです。

ホッキとホッケのフライ

ゲルで寝転がって天井を見上げる

夕食と楽しいおしゃべりの後は、高性能のシュラフを借りて暖かいゲルの中で快眠。簡易ベッドも用意してくれています。
でも、マットを敷いてその上に寝れば十分快適で、私はベッドは使いませんでした。

みんなの視線を感じる

ぐっすり眠って、翌朝。
外から犬の大合唱が聞こえましたが、今回は、ゆっくり8時頃に起床。
ケネルの目の前にゲルが建っているので、朝、ゲルの扉を開けたらすぐに犬達に会えます。

スキーシューに挑戦

五右衛門風呂もあります

ツアー参加者の方が昨日の犬ゾリで身体が動かない(こんなにハードだとは思わなかったとのこと)・・・ということで、今日の午前中はスキーシューに変更。

植物の説明等を受けながら学校の周りを一周します。途中、キツネの足跡もありました。
色々なお話を伺いながら、のんびりと午前中を過ごして、昼食。今日のお昼は根菜たっぷりカレーでした!

午後は、犬を増やして6頭引きの犬ぞりにトライする事になりましたが、長くなったので、レポート「その3」に続きます。

犬ぞり満喫ウインター・サファリ

←☆スタッフ・レポート「その1」へ

☆スタッフ・レポート「その3」へ→

北海道・遠軽町/天狗平&白滝高原 12〜3月発
☆犬ぞり満喫ウインター・サファリ3日間

 ツアーの詳細はこちら→


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